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円安基調が鮮明になってきました。すでに昨年の夏より1割ほど円安になっていますので、海外旅行の経費も1割ほど多くかかるようになっています。
円高の時は、急激な円高は企業にとってよくない、と叫んでいる財界人が多かったような気がしますが、円安になると、「急激な円安はよくない」と叫ぶ人はあまりいないようです。 その意味ではやはり日本は輸出でしか持ちこたえられない国なんだなと思えます。つまり内需には限界があるということで、高齢化社会では、もはや必要のないものが多くなり、消費行動は限られている、と言うことなのだと思います。 しかし年末にバンコクに行き、デパートの電器製品売り場を見てきましたが、ひと頃「ソニー」「パナソニック」といった日本の銘柄が溢れていた売り場に、聞いたことのないメーカーの名前(たぶんバンコクの国産品)や台湾、韓国といったメーカーの製品が並んでいて、日本製品は片隅に追いやられている印象を受けました。 つまりこれまでお客様だった東南アジアの人々も、高級感ある日本製品に魅力を感じつつも、目の前にはさらに安い、ほぼ同等の性能をもった電器製品が並ぶようになり、必ずしも日本の製品にこだわらなくなったと言うことではないかと思っています。 それだけ東南アジアの実体経済が日本に近づいていると言うことで、今はまだ物価の差が10分の1あると思っていても、5年後にはそれが5分の1になり10年後には2分の1になる、という時が来るのだと思います。 いくつかの日本メーカーが液晶テレビから撤退する、というニュースも年末に流れていたような気がします。パソコンも、今は私はデスクトップはNECを使っていますが(OSはなんとXPです)、旅行に持ち歩くミニパソコンは台湾製です。息子もデスクトップを持っていますが、これも日本製ではありません。 海外製品を選ぶ理由は安い上に性能が同等だからです。特に何だかよく分からない余計なソフトがいっぱい入っている日本のメーカーのパソコンより、最低限のソフトだけで、後はお好みに応じて自由に好きなソフトをインストールしてください、と言う海外の安いパソコンの方が、動きも早く使いやすいように思います。 と言うことは、付加価値をいっぱいつけて高級感で売ろうとする日本製品の販売方法は、一部の本当の高級品マニアにしか好まれず、一般大衆には受け入れられないということなのかなと思っています。 従って、円安になって外見は輸出企業が利益を得る環境は整ったように見えますが、企業そのものの製品作りの体質が変わらないと、製品は売れない、と言うことになります。 今日の新聞では、これからは70歳まで働く時代だ、なんてことが1面に書かれていて、体力のない私のような人間は、これからは肩身の狭い思いをするのかもしれないなとも感じました。 しかし60歳以降の働く意欲のある人材を安い賃金で活用できれば、安い製品を作り出すことが出来、そうなれば東南アジア等の製品との競争力も生まれるかもしれません。 一方そうなると、現在フリーターやアルバイトで生計を維持している人たちの雇用環境がますます圧迫されそうだなという気もします。「どうすりゃいいんだ」と言うのが大企業幹部の共通の悩みかもしれませんが、これから退職時期を迎える我々自身も、インフレ経済の中でどのような生活をするのか真剣に考えないといけないなと感じています。 |
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Author:hoku |
もっとも、今日はほとんど挨拶周りで終わり・・という会社や営業マンの方々も多いかと。。
今日のニュースで、「安倍政権で今年は景気が良くなるか?」という街頭インタビューで、約5割の方々が「景気は良くなると思う。あるいは期待する。」と、出ていました。
私の勤務する会社は給料のアップは、残業時間が増えない限りはないので、せめて今保持している定期預金と株の少しは、来年に下の娘が高校生になれば、中学生よりはまた教育費がかかるので、その時に多少でも高く売れれば・・という資金確保に走っています。。(上の息子も今は病気で体が死んでいますが、また回復すれば来年に大学進学はなくても、専門学校に行くと言っても「誓約書:学校は辞めません。」を書かせてそれでも行くといえば、今年、大学進学用取っておいた学資保険をできるだけ崩さずに置いておきたい・・と、思います。本当は非正規でも良いので高卒で働いて欲しいのが本音ですが・・)
話が長くなってすみませんでした。。