後一ヶ月ぐらいで私は60歳になります。従って来年3月がこれまでの定義で言うところの
退職年齢です。その後私の場合は生まれた年度が昭和28年1月だったので、60歳になった後の4月から、
一部の年金がもらえる最後の世代になっています。
というわけで、来年1月以降に
共済年金の申請を行い、4月からは年金暮らしが始まります。しかしその年金だけでは残念ながら生活を維持することは難しいという結論を、いろいろと試みているシミュレーションの結果から導き出していますので、当初は
老齢年金を繰上受給して加算するつもりでいました。
しかし繰上受給をすると、1年間で6%、月割りにすれば0.5%ずつ支給額が減額されます。私の場合老齢年金の総額も早期退職をした関係で、60歳まできちんと勤めた人に較べると少なくなっています。
総額が少なくなっているのに、更に繰上受給をすれば、更に更に受給額は減ります。しかしそれでも当初はそれを共済年金にプラスして、後は退職金の一部を使った
自主年金と
ネットでの副収入を考えれば、まあなんとかいけるかなという感触を得ていました。
そもそも老齢年金を減額されてでも早めに受給したいなと考えた根拠は、今後年金額が予定より徐々に減らされていくのではないかという不安があったことが一つの理由です。
すでに
3年間で2.5%の減額が決まっていますが、その3年間が過ぎる頃、再び減額の話がでても、現在の年金財政の状況を考えるとあり得るなと思えてしまいます。
つまり多めにもらえる内にもらった方が得だろうという、ずるがしこい逃げ切り根性があるわけです。
もう1点。息子は来年大学生なので、18歳となり、父親にもしもの事があっても、我が家の場合母親がいないため
遺族年金等は一切受給できないという制度になっていることが分かりました。
つまり私がもらえるはずの年金は、私がいなければ息子にはまったく恩恵がないということで、(私のための年金ですから当たり前と言えば当たり前ですが)、それだったら私が生きている間は少しでも早めにもらって、もし余分がでたらそれを息子の貯金に回した方が良いのではないかと考えたからです。
実際問題損か得かという議論は、私の寿命の問題でもあり、ほとんど予想できないわけですが、そうゆうことまで考えないと今の社会では生き抜いていくのが難しいということなのかもしれません。
ただ自分の
健康状態を見てみると、来年も非常勤講師の仕事を続けてみようという気持ちにはなったので、職があれば老齢年金の繰上は1年間だけ待って4年繰上にしようかなと思っています。
どうやったら
最も効率よく家計を潤すことが出来るのか、というのは個々の家庭の家族の人数や年齢構成にもよると思いますが、ともかく早め早めに家計の実態に合わせたシミュレーションを何回も繰り返していくしかないなあと感じています。
- 関連記事
-
この年代ぐらいまでの方が、最後の「逃げ切り世代」なのかもしれませんね・・