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 2009年に妻に先立たれ、突如父子家庭となり、その後仕事と家事の両立が難しくなり早期退職をしました。現在、貯金を取り崩す毎日ですが、気持ちだけは楽しくお気楽に生活していこうという願いを込めたブログです。
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 ニュースの方は選挙一色になっていますが、その影でいくつかの法案が駆け込みで可決されました。私が関心を持って見ていたのは「国家公務員退職金引き下げ法」です。

 当然可決されたので、これから引き下げが始まるわけですが、国家公務員さんから「ふざけんな!」という声は余り聞こえてこないような気もします。以前から囁かれていたことですし、公務員という立場上あまり大きな声で訴えにくいのかなという気もしますが、金額が大きいだけに気になっています。

 それでも法案は可決されましたので、これから実施されるわけですが、いったいいつから実施なんだろうと思って調べてみると、来年1月から再来年7月にかけての19ヶ月間で3段階を経て引き下げるみたいです。

 現在の国家公務員さんの退職金の平均は2700万だそうで、これを2300万に減額するということですから、その差は400万。細かい規定は分かりませんが、例えば来年1月から6月ぐらいまでは130万、7月から12月までさらに130万、最後に140万、というような感じでしょうか。

 普通は年度の替わる3月に定年退職を迎えることになると思うので、来年の3月までに60歳となっている方の退職金が130万減るという感じでしょうか。

 しかし来年3月までに59歳になっている方は実質400万減額ですから、いっそのこと「もういいや、これ以上激務は続けられない」といって1年前に早期退職をする方が増えるかもしれません。

 さらに将来の年金の職域加算分も2000円ほど減るみたいですが、退職間際になっての変更は困るだろうなと思います。

 とはいうものの、民間の中小零細企業に較べれば、これだけ多額の退職金をもらえるんだから充分だろう、という気持ちはあると思います。その気持ちが分かるからこそ、不平不満が大きな声になっていないのかもしれません。

 ただ私が懸念しているのは、現在の日本の経済状態を考えると、国家公務員の退職金が引き下げられ、年金も下げられる事によって、その影響は地方公務員にも波及し、日本国全体の退職金水準や年金水準が下がることによって、さらに物が売れなくなりそうだということです。

 物が売れなければ、これは需要と供給の関係で必然的に物価は下がっていくはずですから、ある意味歓迎すべき状態かもしれませんが、そうなると所得税も消費税も納入額が減るわけですから、国家の収入がなくなります。

 その結果今抱えている借金は、相対的にさらに増えていくはずです。現在は国家予算の半分が税収で、残りの半分が借金です。しかしやがて全体の3分の1が税収。残りはすべて借金というように、借金の比率が増える一方となり、その先にどんな経済状態が待っているのか、さっぱり分かりません。

 借金が増えれば円安になり輸出業が潤って経済が活性化する、なんてことも考えないわけではありませんが、現在の電機業界の競争力を見ると、それで勝てるのか?という感じもします。

 日本の将来と自分のこの先10~20年ぐらいの将来を重ね合わせて見ているのですが、真面目に考えれば考えるほど、未来が暗く見えてしょうがないです。
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2012/11/19 14:34 政治 TB(-) CM(2)
コメント
退職金がうらやましい・・
国家公務員であれ、地方公務員であれ、退職金が2000万円以上ということは、たとえ退職時に貯金が少なくても、定年退職時に一気に盛り返すことができます。
しかし、私を含む中小企業の人たちは、あっても数100万円、ないところ(ゼロ)の所だってあるんですよ。
(すみません。だいぶ僻みが入っています・・)

公務員の方たちはそれでも、我々中小民間企業の方よりは、老後資金としてみれば、減額されたとはいえ、まだかなり優遇されています。
しかし、公務員も幅広くてまだ市役所や県庁で閑職でのんびりした仕事で、残業もなく定時であがれる方もいれば、それこそ警察や消防官での現場のお仕事。また●●省などで、国家予算を組まなければならない激務のお仕事の方もおられるので、そのような方は、多額の退職金は「今まで長い間の激務、お疲れ様でした!」でも、良いと思います。

あっ、忘れていました。
すみません。貴殿のような元教員の方々も、新聞では3割が1年更新の非常勤の勤務、なかには3年~5年も連続して教員採用試験を受けてやっと念願の正規の教員になれて、がんばっておられる方も、もちろんそれなりの退職金をもらえる価値はあると、思いますよ。。


2012/11/20 16:47 マッキー URL [ 編集 ]
Re: 退職金がうらやましい・・
 退職金がほとんどでない会社に私の妹も永年勤めています。この会社はボーナスもほとんどでないようです。しかしたまに求人広告を出すと何十人もの人が殺到すると妹が言っていました。如何に今の就職状況が厳しいかですね。

 確かに公務員は現状ではひじょうに有利だと思います。しかもほとんどの公務員は退職金が出ると言うことだけを知っていて、いくらぐらい出るか、なんてことはほとんどの人が知らないと思います。つまりそれだけ退職後の生活に余裕があるとも言えます。(私は必死に計算しましたが)

 退職後様々な手続きに市役所に行くことが多いのですが、最近はその時職員の動きを見る癖がついてしまいました。窓口付近にいる若い方は、大多数がテキパキ動いていて物腰も丁寧。こちらが60歳近いおじさんですからより親切なのかなとも感じます。

 一方時折その奧の方で、50前後の方がお茶を飲み、何をするでもなく全体を眺めている風景を見たこともあります。これは印象良くないですね。暇だったら窓口業務を手伝えよと私なんかは言いたくなります。

 教員の世界は、新任もベテランも格付けとしては同じですから、分担が決まれば生徒と一緒に50代の教員もトイレ掃除をやります。困難校では教員が一緒にやらないと生徒が動きません。そうゆう視点から見ると、後ろの方で眺めているだけの管理職の態度はいらつきますね。

 もっとも教員の中にも「俺は教員で生徒とは違う!」という意識で生徒に接する人もいますから、市役所だけの問題でもないのですが。
2012/11/21 17:04 maitai60 URL [ 編集 ]















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Author:hoku
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 定年まであと3年という年齢で、表題に書いたような理由で早期退職をしたhokuです。

 日々の生活の中でいろいろ思いついたことを書きつづっています。

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