じわりじわりと
商品の値上げと保険料等の値上げが始まっています。その額は、例えば商品では178円のものが198円になるとか、298円のものが、特価298円とか、特別セール298円というように見出しが変わり、通常価格そのものがじわりじわりと上昇していくというイメージでしょうか。
この秋からは
食用油が10~20円値上がりするなんて言う記事が書かれていて、20円ぐらいならしょうがないか、というのが最初の感想だと思いますが、例えば200円の商品が20円値上がりしたということは、額は小さくても実質10%の値上げです。
その10%を家計費全体にあてはめて考えてみれば容易に分かることですが、
食費が毎月5万程度必要だった家では、値上げ商品が多岐にわたれば、その月の消費額は5.5万円に増えることになります。
日々黒塗りの専用車で送り迎えされ、ことある毎に会議と称して
料亭やホテルで会食をしているような経済界の重鎮や政治家の皆さんには、頭で理解してもらえても実感は乏しいだろうなと思いますが、この5千円という額が如何に大きいか。
同じ生活水準を維持するためには、① 他の商品(衣料品等)を買い控えるか、② 節約するか、③ 収入を増やすか、という三つの手段しかないわけですが、最近のご時世では③はなかなか望めません。
特に
高齢の年金生活者にとっては値上げは死活問題ですね。そうなると①か②しかないわけですが、食料品はそうそう節約は出来ませんので、その他の商品にしわ寄せがいきます。それが社会全体に広がり買い控えにつながっているとも言えます。
我が家の場合は今年がたまたま猛暑だった関係もあり、夏場は
衣料品の支出がほとんどなく助かりました。(その代わりエアコンの電気代は増えました) 9月はエアコンや扇風機の使用量が激減しましたので、次回の使用量はたぶん170KWhぐらいだと思います。
また、
食料品の節約についても、これまで以上に意識するようになり、保存の効く食べ物は安いときに買いだめする習慣がついてきました。
しかし例えば私はカレーやパスタのレトルト品を昼食用に買ったりしていますが、同じ商品が同じスーパーでも200円から300円にしょっちゅう値段が変わったり、また近隣のスーパー全部を含めると、その200~300円の商品が150~350円というように値幅が拡がります。
スーパーの値の付けられ方にもだいぶ慣れてきたので、自分がいつも買っている商品については「おっ今日のこれは安いぞ」ということが瞬時に分かるようになってきました。
そうゆう意味では
スーパーの使い分けも大事だなと思っています。私は健康とガソリン代節約のために、半径5kmぐらいにあるスーパーへは自転車で行くようにしていますが、そうすると選択できるスーパーは10軒ぐらいあり、これらをその他の用事に併せて使い分けるようになりました。
まあ時間があるから出来ることですが、それでも食費はなかなか減りません。早期退職当初月々5万円ぐらい使っていた食費が、今は4万数千円にまで減りましたが、努力の割には減らないなと感じています。それはたぶん
個々の食品の値段が少しずつ値上がりしているからだと思います。
しかし家計費全体をみると、衣料費や雑貨類、公共料金といった所に節約効果が現れ、早期退職直後より3万ぐらい減っていますので、やはり意識が大事かなと思っています。
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ただし、今度はだんだん冬が近づいて寒くなると、灯油代やコタツ、さらにお風呂も追い炊きをよくするので、また光熱費も自然と上がってきます。。
食費は、妻がチラシを見て冷凍食品とかの安売りの日に買ってきていますが、やはり「それほどあんまり安いというほどではない」と、言っています。
究極の節約方として、できるだけ外出を控えるという手があります。財布を持って外出すると、どうしてもちょっと安い品物があると、これくらいなら・・とチョコチョコ買ってしまい、帰宅した後で「こんなに買ってしまった・・」と、財布の中身の少なくなった残額を見て後悔してしまう・・と、いうのがあるので、気をつけたいと思う、今日この頃です。。(汗・・)