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 2009年に妻に先立たれ、突如父子家庭となり、その後仕事と家事の両立が難しくなり早期退職をしました。現在、貯金を取り崩す毎日ですが、気持ちだけは楽しくお気楽に生活していこうという願いを込めたブログです。
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 いじめの中身の違いはどうあれ、進学校だろうが困難校だろうが、常にからかいやいじめが起きる可能性はあります。それに対して学校または教員はどのような対応をとっているのか、ないしはどのような対応をとれるのか?一般の方にはなかなか動きが見えないと思います。

 文科省あたりからは、いじめ問題が起きるたびに、A4の紙の通知が来たりしますが、その内容は基本的に早期発見に努め、学校全体で早期対応をする、という二点に集約されるような気がします。

 また、いじめ防止啓発パンフレット等を作り、それを全生徒に配布することもありますが、現場の感覚からすると、「これを配ってもなあ~」とか「配っても読まないよなあ」「この学校の生徒の学力では、この文章は読めないよなあ」、「またゴミが増えちゃった」という空しい雰囲気しか感じません。

 この辺りすべての学校を対象にして、例え10ページ前後のパンフレットを作ったとしても、それはあくまで代表的な事例にならざるを得ず、あまり利用価値がないなあと感じてしまいます。これを作る予算があったら、現場に一人でも多くの教員を配置した方が良いのではと思うこともあります。

 また各種の教職員研修会でもいじめ問題は結構頻繁に取り上げられますが、頭では理解できるものの、実際のいじめに対する対応というのは、その場その場で流動的であり、それこそ臨機応変に対応する必要があります。そのノウハウというのは現場でベテラン教員と共に行動することによって培われるのかなとも思っています。

 それはそれとして、一般的ないじめに対する指導の流れは以下のようなものです。

 いじめ発生(実際に見た、または報告があった) → 担任または発見者から状況を学年や生徒指導部に報告 → 担任や学泉所属の先生が、被害者から事情聴取 → 同様に加害者から事情聴取 → 養護教諭等との連携 → 被害者・加害者双方の保護者への連絡 → いじめの状況、対応状況を管理職報告 → 同時に学年会議や生徒指導部会開催 → 管理職は上部機関に報告 → 学年会議・生徒指導部会議で今後の指導方針を協議 → 職員会議等で指導方針を報告し了承 → 該当生徒の保護者に指導方針を報告 → 全職員の協力体制を確立 → 該当生徒への指導、という流れになるのですが、読んでもらえばすぐ分かるように、流れはいくつも分岐があり、また発生から指導までかなりの日数を要します。

 当然この間にさらなるいじめが起きる可能性もあり、その間該当生徒の担任は加害者に対して「これ以上は何もするな」という指導を行うわけですが、それが素直に聞き入れられるようなら、深刻ないじめはそもそも起きていないようにも思います。
また、このあたりになってくると、教員と生徒間の日頃の信頼関係という言葉が重要な意味を持ってきます。
 
 以上のようなややこしい面倒な手続きがありますから、一般的に担任の潜在意識の中には「出来れば自分のクラスで、いじめ問題は起きて欲しくないな」と思うようになります。

 思うだけなら良いのですが、実際にいじめらしきことが目の前で行われているとき、このような潜在意識が強く働いていると、あれは「いじめ」ではなくて「からかい」だ、と判断したりします。

 そう思ってしまえば、特に学年や生徒指導部に報告する必要はないので、ある意味表面上は気楽です。しかし生徒側からすれば、あの担任は「いじめ」を見ないふりをしている、ということになります。一度そう思ってしまうと、生徒は「あの担任に訴えてもしょうがない」と判断します。

 そんな状態で、ある日本格的ないじめが始まったらどうなるか?生徒は誰に救いを求めたらいいのか?(続きます)

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2012/09/20 10:20 教育問題 TB(-) CM(2)
コメント
さすがです・・
うーーん。
さすが、元教師暦30年のmaita60さん。
奥が深い!
「イジメ問題」の続編、期待しています・・(^^♪

話は、それます。
かつて武田鉄也演じる「3年B組・金八先生」の脚本家の小山内美江子さんの脚本を読んでいて、もちろん主演の先生役の武田鉄也も十分迫力あり、熱血先生ですごいのですが、とにかくよくできた脚本で、小山内さんはいったいどうやって、公立中学校の現状とかを詳しくレポートしたんだろう?と、思っていました。

ドラマの中でも、なかなかイジメが起こっていても教室クラスの誰も何も言わない・・というか、言えない。
生徒「先生、ちょっと話があり・・」
先生「ん?なんだ?言ってみろよ」
生徒「いえ。。別に何でもありません」
先生「???」

それが、だんだんとイジメ実態が明るみになり、被害者の親が学校に怒鳴り込む「お宅の学校は、担任もうちの子がイジメられているのに気がついていなかったのか!!」→教頭もあたふた「校長先生、どうしましょう?」→校長も頭かかえ「いったい、どうなっているんだ?全く・・」→職員室全体「シーン・・」と暗い雰囲気。。
すみません。金八先生のドラマが回想で浮かんできまして、長くなりました。。

何が言いたかったのか、よくわかりませんでしたが昔も今もこういうのが現実なんですね。。
学校側も「イジメはなかった」というと、保護者も「では裁判に訴える」と出たら、急に態度が変わり、「それは困りますので、こちらでちょっと示談で何とかなりませんでしょうか?」とか・・

うーーん。
いったい、どうなっているんでしょうか?今の学校は全く!!
2012/09/20 18:11 マッキー URL [ 編集 ]
Re: さすがです・・
 熱血、金八先生のいいところは、もちろんドラマですからどうにでもなるわけですが、基本的に生徒の目線でその立場に立って事件を考え、それに対して大人の立場で何が出来るかということを思い悩む姿が共感できるのではないかなと思っています。

 しかし現実には教師も人間で、目の前に40人生徒がいると、「この子とは話がしやすい」けれども「どうも、この子とは感覚的に肌が合わない」というような、教員自身の根源的な好き嫌いといった作用も働くので話が難しいです。

 一方加害者も被害者も対象になる生徒は暴力的傾向がある、ふてぶてしい、粗暴であるというような傾向から、精神的に弱さがある、仲間にとけ込めない、内気であるというような弱々しい子供達もいて、その子達すべてに、俺たちは平等に扱われている、というような印象を持ってもらわないと、なかなか生徒と腹を割った話は出来ません。

 そういった意味からも、教員と生徒が信頼関係をもってクラスがまとまる、というのはものすごく教員側に心理的な負担が生じます。(40人すべてに対して常に気くばりを要求される、ということです)
2012/09/21 16:43 maitai60 URL [ 編集 ]















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プロフィール

hoku

Author:hoku
 こんにちは

 定年まであと3年という年齢で、表題に書いたような理由で早期退職をしたhokuです。

 日々の生活の中でいろいろ思いついたことを書きつづっています。

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