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昨日フリーターが多いという話を書きましたが、今日は就職してもやめてしまう人が多い(離職率が高い)というニュースが新聞に出ていました。
10年ぐらい前に私は高校で進路指導主事という仕事をしていました。卒業する高校生に対して、その進路についてアドバイスをしたり、学校全体の進路指導計画を作成したりする仕事です。 その頃求人票の見方について説明しないといけないなと感じ、私自身あらためて求人票の項目を隅から隅まで眺めて気がついたことがあります。それは高校生の離職率の高さでした。 折角苦労して就職が決まってもすぐにやめてしまう高校生が想像以上に多いと言うことです。もちろん高卒の資格で就職できる企業の職種は限られますので、それだけハードな仕事が多いのだと想像していましたが、実は就職する生徒の側にも問題があるなと徐々に感じるようになりました。 就職戦線は当時の状況に比べるとさらに厳しくなっている中で、「低学力」で「無気力」そして「怠惰な生活」を送っている生徒はいったいこれからどうなんるんだろう?と当時も進路指導部の先生方と話し合っていました。 企業はどんどん海外に進出し現地採用の人を増やしています。語学力があれば、現地に行って現地採用の人と一緒に働くと言うことも考えられますが、学力がなければそれは望めません。 一方国内では工場の機械化やオフイスのIT化が進み、単純軽作業はどんどんロボット化されていますので、単純作業で残っているのはロボットの下請け?のような仕事しかないのではないかと思っています。 そのような職場に配属されたら、これは確かに辛いと思います。それでも辛くてもまだ先に展望があればいいのですが、10年後も似たような仕事しかやっていないだろうと思ったら、「もっと違う仕事を」と考え離職してしまうのも無理ないのかもしれません。 これは高卒の問題だけでなく、大学を出ても低学力、無気力という学生がいるのかなと思っています。というのも大学に進学した卒業生とたまに会うとき、「授業内容はどう?」と聞いてみる事があるからです。 「みんな遊んでる」「授業中携帯の音がよく鳴る」「英語や数学が高校の時よりも内容が易しい」という言葉を真面目な生徒からよく聞きます。「それじゃあ、就職なんて出来ないだろう」と思います。 政治は常に混沌とし、不況が20年以上続き、それでも不安はすべて先送りしてなんとなくぬるま湯につかって過ごしている、と言うのが日本全体を覆っている雰囲気であるように思います。
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