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天皇陛下が気管支炎で入院というニュースを聞いて、さすがに仕事がきついんだろうなあと思っています。若いときは、天皇家なんてとか、皇室がどうたらこうたらなどというニュースにはまったく関心がなかったのですが、年齢と共に天皇制度という日本独特の制度は凄い物なのかもと思うようになりました。
今回の東日本大震災では、被災者の方が集まっている体育館に、菅総理は側近を引きつれてドヤドヤと足早に歩き回り、申し訳程度のお見舞いを述べたようですが、その高慢な態度に立腹した方も多いと思います。(もちろん私も不愉快に思ってみていました) それに較べて天皇が訪問されたときは、腰を折り、膝をつき、被災者の方の手をとって挨拶され、その姿に「うわ~、やっぱり天皇という存在はものすごく大きいものなんだ」と思わず涙ぐみそうになり、そんな感情が自然に出てきたことにうろたえました。 それにしても、寒い時期が近づくと、毎年のように様々な有名人の悲報があり、あと10~20年で私もその仲間入りかと考えると、自分の人生は何だったのかと思わざるを得ません。 そんな中で、最近亡くなった方で印象に残っているのが、精神科医で作家の「北杜夫」さんです。高校時代に「どくとるマンボウ青春期」を読んで感動し、「どくとるマンボウ昆虫記」を読んで、「病弱で虫が好きなところが自分と同じだ」と親近感を覚えたものです。 今回の悲報に接して、久しぶりに図書館から「マンボウ酔族館」のⅥを借りてきて読んでみましたが、老境に入った作者の心理が、何となくこれから老境に入る自分と重ね合わさり、複雑な思いで読み終えました。 しかしこの方は最後まで書く気力がないといいながら、この本を書きあげたわけで、その意味では世の中に残す物があったという羨ましい境遇であったとも言えそうです。 以下アマゾンへのリンクです。 |
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