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 2009年に妻に先立たれ、突如父子家庭となり、その後仕事と家事の両立が難しくなり早期退職をしました。現在、貯金を取り崩す毎日ですが、気持ちだけは楽しくお気楽に生活していこうという願いを込めたブログです。
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 家計の節約志向が止まらないと昨日29日の新聞に書いてありました。経済発展や景気拡大が大好きな政治的側面から見れば、節約は良くないことという論調になるのだと思います。

 しかし一般的な庶民の観点からすれば、今の節約志向こそが正常なので、これまでの浪費を基調とした経済発展が異常だったと言えるような気がします。

 家計調査によれば、支出が減少しているのはリフォーム費用、衣料品代、たばこ代、交際費、外食費用だそうですが、いずれも当面生きていくのに必要ないものばかりです。

 リフォーム費用は、確かに自身が障害を持っていて、今まさに不便だと思えば支出せざるを得ません。しかしいつ大きな災害に襲われるわからないのに、先走って用心のためあれこれリフォームしても、たった1回の台風襲来や大きな地震でそれらの努力がすべて無駄になる可能性があります。

 衣料品は「バーゲンセール」「在庫一掃」「閉店」というセールストークに乗せられて購入したものが、どこの家にも多数あるのではないでしょうか。今日私が着ているシャツとGパンは数年前に購入したもので、それほど着る機会がなかったので新品同様です。

 そういった衣料品があるのに、あえて「セール」や「50%引き」という言葉につられて安いからというだけで新しいものを買うのは、賢い消費者とは言えないだろうという気がします。

 特にシニアの場合、あと何年生きられるのかという問題も絡み、数年後に必要になるかもしれないから安くなったコートを買っておこうなどと考えるのは早計だろうという気がします。

 また、たばこは、わざわざ自分で健康を害して、さらに医療費の負担を大きくしている気がしますので、意志が強い人や健康志向の強い人はこれからもどんどんたばこから離れていくはずです。

 家電は次から次へとバーチャル系やデジタル系の製品が出て便利になっている気もしますが、本当の意味でシニアに使いこなせるのかと考えると疑問符が付きます。その意味ではもっと簡単な基本的機能だけが付いた安い家電がもっと販売されていもいいような気がします。

 今年私は春にハワイに行きましたが、コンドミニアムに置いてあった巨大な炊飯器は、米と水を入れてスイッチをオンするだけでした。タイマーも保温機能もついていない機種です。これなら安く買えるのではと感じました。

 一方複雑な電気製品は毎年毎年機能や付加価値が追加されているにもかかわらず、値段はグズグズと下がっています。ちょっと待てばもっと下がると思って買うのを控えていると、ネット通販では数日のうちに定価数万円のものの価格が数千円下がっています。

 待てば待つほど得になる、と考えるの当たり前で、賢い高齢者ほどそう考えると思います。

 というわけで、何も今急いで買わなくても生活に生活に支障はない、と考えるのが賢い消費者であり、そういった消費者が今後もますます増えてくるように思います。

 今日の新聞にはアジア諸国の生活水準の向上という記事がありましたが、日本の場合生活水準の向上とはどんなことを意味しているのか、考えてしまいました

 かつては家があり、エアコンが入り、車があり、テレビがあるという生活が理想でした。そこにネットが加わり、通販も普及し便利な世の中になっています。そう考えると、これいじょういったい何が不足なんだろうと思えます。

 我々シニア世代の多くの人が定年後に旅行をしたいと答えるのは、もうこれ以上物はいらない、金で買えない経験や体験をしたいと思っているのかなと思えます。

 だとすればその先にある消費行動とはどのようなものなのか。メーカーや企業、政治家にじっくり考えてもらわないといけないような気がするのですが、企業はともかく政治レベルでは相変わらず消費経済の考え方が優先しているように思えます。
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2016/11/01 07:19 未分類 TB(0) CM(0)
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Author:hoku
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 定年まであと3年という年齢で、表題に書いたような理由で早期退職をしたhokuです。

 日々の生活の中でいろいろ思いついたことを書きつづっています。

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