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私が病院で現在受けているリハビリは、主として3種類です。それぞれのリハビリに専門家がいて指導してくれています。ほとんどの方は理学療法士、作業療法士という名前は聞いたことがあると思います。
私も高校で進路指導を担当していたので上記二つの名称は知っていました。もちろん詳しい内容は知りませんでしたが、何となく語感から前者は物理的な療法、後者は作業をしながら機能を回復するというイメージを持っていました。 実際に自分がこういった両方を受けることになって、なるほど間違っていなかったなと思った部分と、全然違うなと感じた部分もあるのですが、それはまた別の機会に書こうと思います。 というわけで今日は、三つめの言語聴覚士について。この病気になるまで、こんな資格があるとはまったく知りませんでした。ウィキペディアで調べてみると1997年にできた法律にもとづいて作られた資格のようです。 主な業務は「音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行う」(ウィキペディアより抜粋)だそうで、要するに話すこと全般の機能回復です。 問題は何故これを私が受けているかですが、くも膜下出血という病気になった結果、当初は言葉がときどき出てこない、忘れっぽい、呂律がまわらないということを経験したからだと思われます。 程度の差こそあれ、これらの症状は今も続いていて、特に人と会話をしているとき、時折特定の単語が発音できないという症状に悩まされています。 いわゆる言語障害と呼ばれるものだと思いますが、目は文字を認識し、読み方も分かっているのに、それを読もうとすると止まってしまうという不思議な現象です。 また、会話の最中でも、頭の中でしゃべりたいことが浮かんでいるのに、それを口に出そうとした瞬間、言葉が出てこず止まってしまうという現象もあります。 つまり雑誌や新聞を黙読するのに全く支障はありませんが、音読するとある部分でとまってしまったり、人と話をしているとき、特定の単語部分で止まってしまうということです。 実際問題9割以上の部分は読んだり発音できているのですが、時折ふっと言葉が止まってしまいます。自分でもびっくりですが、聞いている方も不思議な気がするはずです。 こういった障害を訓練によって治そうとするのが言語聴覚士の役割であるといえそうです。 ではどんなことをやっているのか?基本的には口腔周辺の筋肉をリラックスさせ、スムースに動くようにし、発音を矯正したり、読み方を修正したりする訓練です。 私が今やっているのは。首筋の筋肉のマッサージかなら始まって、実際の文章の音読ですが、思ってもみない単語でひっかかって先に進めないということが何回かあります。 実に不思議な現象ですが、こういったことに心当たりがある人は、少し調べてみた方が良いかもしれません。ちなみに小学生あたりで、教科書の字が読めない(読めないのではなく発音できない)生徒もいるみたいで、こういった生徒に対して頭ごなしに「どうしてこんな簡単な漢字が読めないんだ」と怒ってしまうのは大きな間違いだということが分かりました。
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