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土日に休憩している間に、若い人が乗ったスキーバス事故があり、なんとも形容しがたい痛ましさを感じています。以前私の家の近くを走っている関越道でもバス事故があり、あのときも業務の改善が叫ばれていた記憶があります。
しかし「喉元過ぎればなんとか」という格言があるように、結局同じような事故が繰り返されています。誰もが格安を望む時代ですから、そのニーズに答えようと業者さん側も必死なんだとは思いますが、マスコミで叫ばれている話の内容を聞いていると、コスト削減のための安全管理が疎かになっていたとしか思えません。 法令違反をしていても、とりあえず大過なく過ごせていれば、「今後もきっと何とかなるだろう」と考えてしまい、徐々にその基準はあってないがごとくになるのだと思います。 これはたぶん今回の業者さんだけでなく、格安のツアーを運行している会社の中では、ある程度実際に行われている悪習なんだろうなあと感じます。 しかしそれでも「人の命を預かっている」という自覚があまりに希薄な感じです。「点呼に遅れた」とか「運行ルートは運転手さんに任せている」なんて言う発言は、「あんたは本当に会社の管理職か」と言いたくなります。 今後も調査が進むにつれ、事故とは直接関係ない事項でも様々な不備が指摘されていくのだと思いますが、保護者の方は、「今さら不備を指摘しても本人は戻ってこない」という悲哀しか感じないように思います。 本来なら行政側がそういった不備を事前に察知して、運行停止処分をすべきだったんだろうなと思いますが、日々様々な仕事に忙殺されているでしょうから、現代社会では利用者側が自衛するしかないのだろうなとは思います。 もちろんどんなに自衛しても、確率的には何が起きてもおかしくないわけですが、その確率を少しでも減らすという努力は必要です。 その意味では、他のブログにも書きましたが、やはり「安かろう」は、「悪かろう」につながる確率が高いはずで、単に「激安、激安」と騒ぐようなマスコミの風潮にも問題がありそうです。 ただ無駄にお金を使うのは浪費だと思いますが、やはりこういったことにもコストパフォーマンスの考え方を適用するのは大事だと思います。 ちなみに事故を起こしたESPというバス会社は、なんと資本金300万円の小さな会社でした。きちんとした保険に入っているのかどうかも定かではありません。 一方バスを手配したキースツアーですが、資本金3000万円の会社で、ホームページの冒頭に簡単な謝罪文は掲載されているものの、その他は通常通りの表示になっていて、今もツアー客を募集中のように見えます。(アクセスはかなり遅いですが)このあたりも経営者の感覚を疑います。 |
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