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今日の毎日新聞経済面の「経済観測」というコラムで、リコー経済社会研究所長の稲葉さんという方が、「消費増税で定期預金金利は上がるか」という記事を書いていて、ひじょうに論理的な説明だなと感じました。
先ず記事の前段。来年度の物価上昇率は日銀政策委員の予測によると、中央値が3.3%だそうです。これは消費増税分を折り込んだ数値で、それがなければ1.3%になると書かれています。(つまり増税分が2%という計算です) つまり消費増税で5%から8%になるわけですが、実際には買い控え等もあり、そのまま3%分物価が上昇するわけではないと言うことを意味しているのかなと思います。 いずれにしても、全体の物価が3.3%上がると言うことは、我が家の生活費である年間150~250万(レジャー費の大きさによって変動します)の出費は、実質的に3.3%影響を受けるわけですから、その額は単純計算で5万から8万ちょっとになります。 息子と一緒に行く国内旅行を1~2回程度削らなくてはいけないかなとは思っていますが、これを月々の節約にすると、実質的に毎月4000円から7000円に該当します。こう考えると、これは結構大きな負担だなと思われます。 一方我々がなけなしのお金を預けている銀行の金利ですが、1年満期の定期預金金利は現在0.025%程度。100万円を預けて1年待つと・・・悲しいことに小数点以下の桁数が多すぎて暗算に苦労します。1%で1万円なので0.1%で1000円。と言うことは250円。 100円手数料の振り込みを3回やると損します。ペットボトル2本と言ってもいいのかもしれません。しかもここから税金が20%引かれますので、実際に増える額は200円。それでも増えないよりは良いだろうというのが銀行側の言い分でしょうか。 で、こういった利息が消費増税後に増えるのかと言うことですが、日銀が行っている政策により、当分上昇は望めないだろうというのが、このコラム執筆者の結論です。 ただし将来的に物価か上昇率が高まり、「日銀はゼロ金利を維持できない」と予想されると金利は上昇する可能性がありそうです。 しかしテレビでは高額商品が売れてきたとか宣伝しているものの、その一方でニュースの合間にやるよく分からないバラエティ番組では安さを競うようなスーパーの話もいっぱいでています。 たしかにこのところの株高で、ある程度資産がある人は一定の割合で高級品を購入できる余裕が出来たのかもしれませんが、それ以外では「まだまだ生活は苦しいなあ」というのと、「この先さらに負担が増えそうだ」という感覚しかないように思えるので、そう簡単に予定通り物価が上がるようには思えません。 だとすると、今後も金利の上昇は見込めないわけで、年金生活者としては、何らかの対策を立てないと、物価はジワジワ上昇、預金金利は低迷という悲惨な状況が継続するのかなと思われます。 ではどうするのか?選択肢は3つ。 1.さらなる節約 2.何らかの仕事を見つけ、収入を増やす 3.投資活動によって資産を増やす(リスク大) しかないように思えるのですがどうでしょうか。 |
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