老後の有り余った時間にブログを書いて、ちょっとだけでもいいから副収入をと考える人は、今後増えてくるような気がします。というのも、いわゆる
団塊の世代と言われた方が、今後続々と65歳を迎えるわけで、しかもこの年齢の方が働き始めた頃からインターネットが飛躍的に進歩しました。
ということは働きざかりのときに職場にネット環境がどんどん整っていったわけで、その時流にうまく乗れた人は、少なくとも
ワードやエクセルといったオフイスソフトは使いこなすことが出来ると思います。(古い方は一太郎やロータス、桐といったソフトの方が馴染みかも)
さらに
ネットサーフィンを楽しんでいれば、必然的に
ブログやホームページ(どちらも同じだといわれてしまうかもしれませんが)を見る機会も増え、このぐらいなら自分でも書けそうだというより、これまでの人生を振り返って書いてみたいことがある、と思っている人は多いと思います。
となれば
定年退職を契機にじっくりと自分のページを作ってみようと思う人が出てくるのは必然のような気がします。ただ動機が、そういった自分の心の中から出てくる、書きたい、発表したい、情報交換したいと言うものであればいいのですが、単にブログやホームページを作って収入を得ようと考えると、すぐに挫折します。
何故かと言えば、世界中にネット環境が作られ、日夜ブログやホームページに関心を持っている人が、自分のページを作っているのが現在のネットの実態だからです。世界レベルで見れば、いったい毎日何ページずつ増えているのか?想像することも出来ません。
そんなネット環境の中で、自分が例えば何か趣味のページを作ったとして、誰がそのことに気がつくのかという問題があります。
ということは、
いくら書いても誰からも見向きもされないという状態が数か月、場合によっては1年と続くわけです。その間書き続ける努力をする気持ちがあるかというのが問題です。
このとき
収入が目標になっていると、「1年も書いているのに、こりゃ駄目だ」という結論が早々と見えてしまい挫折します。しかし「これを書きたい」「発表したい」「自分の考えをまとめたい」という発想なら、例え反応がなくても続けることが出来ます。
このあたりプロの作家や漫画家さん達も、書きたいから書く、と言う意志を貫いて、黙々と書いているような気がします。
私自身が
ハワイのホームページを作り始めた頃は、ネットの副収入なんて言うのはまったく考えておらず、ただ単に自分の旅行はこんな感じだった、という自慢話のような情報提供から始まっています。もちろんその頃はブログというものがなかったので、市販の
ホームページ作成ソフトを使って作っていました。
作った当初はインターネットという環境の中に自分のページが出来たというのがうれしかったことを覚えています。当然アクセスカウンターなんぞもつけて、本当に誰かが見に来てくれるんだろうか、とワクワクしながら待っていました。
しかしながら、アクセスカウンターの数字はなかなか増えません。それでも一桁でも動けば、「わっ!誰かがに見に来てくれたんだ」と嬉しくなりました。
数字が増えれば、もともと書きたい気持ちがありますから、さらに新たなページを加えたりします。その内
掲示板も作り、そこで書き込みがあると、さらに嬉しくなります。
簡単に言えば
自己満足の世界ですが、そんなことを繰り返しながら、徐々にサイトのページ数は増えていきました。そうするとページ数の増加に伴って、検索される回数も増えるようで、アクセス数も1日一桁から二桁になっていきます。
こうなってくるとやる気も違ってきます。良い循環だと思います。ただし副収入という発想はまったくありません。
一生懸命書いたものを誰かに見てもらいたい。これだけです。ただこれが継続の重要なポイントになっているように思います。
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